NHKには数々のベテランアナウンサーがいます。
その中でもNHKへの勤続が最も長かったアナウンサーの1人として、三宅民夫さんが挙げられます。
今回はそんな彼の長いアナウンサー人生について見ていきましょう!
元NHKアナウンサー三宅民夫とは?
三宅民夫さんは1952年7月13日に愛知県名古屋市で誕生します。
父親が名古屋大学名誉教授で労働法学者という立場にあったそうで、民夫という名前も法律の民法から取られたそうです。
小学校・中学校時代を地元で過ごした三宅さんは、愛知県でも屈指の名門校である東海高校に進学します。
当時からすでに秀才ぶりを発揮していたのですね。
高校卒業後は早稲田大学政治経済学部に入学。
学歴だけ見てもエリート街道まっしぐらといった感じでしょうか。
着実に自分の才能を発揮し続けていますね!
この大学時代に当時NHKのアナウンサーであった鈴木健二をみて、アナウンサーを目指すことになります。
就職活動ではTBSには受からなかったものの、高倍率なNHKの選考を突破します。
そして、大学卒業後の1975年、晴れてNHKに入局します。
入局当初は地元や東京から離れた岩手県盛岡市に配属されたそうです。
ちなみに、この盛岡での新人時代にアメリカのボストンへ語学留学した経験もお持ちだとか。
英語力もアナウンサーの武器となるため、自信のスキルアップにつながる留学であったことは間違いないでしょう。
盛岡で6年働いた後は、京都放送局に転勤になります。
ここでも約4年間と比較的長く働いていたそうです。
そして1985年、ついに東京アナウンス室に異動することになります。
これまではアナウンサーとしてニュース番組で原稿を読む仕事がほとんどだったそうですが、東京に移ってからは報道からバラエティー番組まで多岐にわたるジャンルの番組に出演していました。
「NHK紅白歌合戦」で総合司会を務めたり、北京オリンピックの開会式の中継を行ったり、「NHKスペシャル」にキャスターとして出演するなど、自分の才能を生かして仕事の幅を広げていきます。
1990年にはチーフアナウンサーとなり、2000年、アナウンサーの最高職であるエグゼクティブ・アナウンサーに就任します。
さらに2009年には、さらにその上の理事待遇エグゼクティブ・アナウンサーの職を得ます。
そんなお偉いさんになった時でも、2011年の東日本大震災の時には、すぐさま盛岡に駆けつけ、災害番組を中心にローカル番組に出演していたそうです。
盛岡は三宅さんがNHKに入社して初めての勤務地ということもあり、かなり思い入れがあったことは言うまでもないですね。
理事待遇エグゼクティブ・アナウンサーになっても、若手のアナウンサーばりに現地に駆けつける様子をみると、アナウンサーが天職であると言わざるを得ません。
そして2017年7月、42年間勤めたNHKを退職し、フリーアナウンサーとしての活動が始まります!
三宅民夫アナは現在、ラジオ番組で活躍中!
フリーアナウンサー時代では、三宅さんはテレビ以外にも様々な媒体へ出演していました。
そのうちの1つがラジオです。
三宅さんは2019年4月から「三宅民夫のマイあさ!」というラジオ番組のキャスターを現在進行形で務めています。
毎週月曜~金曜の朝6:40~8:28の時間帯で放送されている番組で、最新のニュースから政治、経済、社会情勢、スポーツまで様々なジャンルのテーマを扱っています。
こんなに早い時間に放送しているわけですから、その日初めて発信する「おはようございます。」を言うことになるんです!
相当緊張されると思います。
ご自身でも、「緊張のあまり何度か間違えている。」とおっしゃっています。
しかし一方で、年を取ると早起きが苦でなくなるそうで、生活としては健康的で良いと語っています。
現に毎朝4時に起き、5時に出社しているそうです。
4時というとまだ空が明るくなっていない頃ですから、その時間に会社に向かうというのはあまり想像できないですね。
また、番組内では「三宅民夫の真剣勝負!」という、ゲストを招いてお話しするコーナーもあります。
三宅さんがお話上手であるからこそ設けられたコーナーであり、毎回だいぶ盛り上がっています。
そんな三宅さんも1つ懸念点があるそうで、それが声です。
アナウンサーの命とも言うべき声。
年を取るとどうしても喉仏を動かす筋肉が弱くなり、高音が出なくなるそうです。
高音が出ないと、声に抑揚が付けられなくなり、単調な話し方になってしまいます。
そうならないためにも、三宅さんは喉に力を入れすぎず、脱力して話すようにしているそうです。
少しではありますが三宅さん流の高音を保つ秘訣だそうで、皆さんも試す価値はあるのではないでしょうか?
三宅民夫アナは評判があまり良くない?
さて、アナウンサーとして数々の経験をしてきた三宅さんですが、視聴者からの評判はどうなのでしょうか?
実はアナウンサーとしての評価はあまり良くありません。
特に喋り方に対して、「ネチネチした喋り方があまり好きではない。」や「微妙にどもりながら喋っているのが不愉快。」という批判の声が多数見受けられます。
また、番組の進行の仕方にもネガティブな意見が多く、「トーク力がなさ過ぎてゲストとの話を展開できていない。」や「スポーツの一般常識がなさ過ぎて、野球の話題をふられても何も話せずにいた。」、「一言多いせいで、番組の時間が取られている。」などの声をよく耳にします。
さらに、ずっとNHKにいたせいか、「NHKの都合の悪いことが話題に出ると、すぐに話を逸らす。」と、自由な議論を妨げているという意見も出てきています。
大にして芸能人は叩かれるものですので、このような批判に飲み込まれないように頑張ってほしいですね。
その一方で、喋り方や話の進行の仕方に対してもう少し注力しても良さそうですね。
まとめ
今回は三宅民夫さんについて見ていきました!いかがだったでしょうか?
42年間NHKのアナウンサーとして幅広いジャンルの番組に出演していた三宅さん。
現在はご自身のラジオ番組で活躍中です。
周りからの様々な意見はあるものの、三宅さんほどアナウンサー人生を全うししている方はいないのではないでしょうか?
これからも我が道を進んでいってほしいですね!